GAO TOOLS / FIRST ORDER GUIDE 04
受注した仕事を、最後まで安心して進めるために。
初めて仕事を受注したら何をする?納品までの7ステップと完了メール例
見積もりに合意して仕事が始まったあと、何を確認し、いつ納品すればよい? 小さな制作・文章・デザインの案件を例に、7つの手順と使える文例をまとめました。
受注したら、作るだけでなく「約束した条件どおりに渡すこと」と「その後の支払いを確認すること」まで整理しましょう。 この記事は、初受注で迷いやすい手順をわかりやすくするための実務ガイドです。
※一般的な案件の進め方を示した例です。正式な契約書・注文書・請求書、法律に基づく取引条件の明示、検収手続きを代替するものではありません。実際の契約・発注内容、利用する仲介サービスの規約を優先してください。
01着手前に仕事の条件を文章で確認する
見積もりに了承をもらったら、金額・納期・成果物・作業範囲・修正条件・納品方法・支払い条件が最終的に一致しているか確認します。すでに交わした契約書や発注内容、プラットフォーム上の合意があれば、それを優先して照合しましょう。
例えばSNS投稿用画像なら「正方形画像1点・PNG形式・支給素材を使用・軽微な修正2回まで・指定日までに合意した共有場所へ納品」など、後から確かめられる文章にします。電話で決めた内容も必要に応じて記録しましょう。
見積もりを送ったことと、契約が成立したことは同じではありません。正式な着手タイミングは合意内容によって異なります。
02素材・連絡先・納品方法をそろえる
写真、ロゴ、原稿、サイズ指定、参考イメージ、アクセス権限など、必要な素材がそろっているか確認します。未受領のものがある場合は、着手できない作業と納期への影響を早めに共有します。
顧客の個人情報や非公開資料を扱うときは、権限を限定した共有方法を使い、無関係な外部サービスに転送しないよう注意しましょう。公開URLのまま機密資料を置かないことも重要です。
03作業日程と途中確認のタイミングを決める
最終納期から逆算して、制作・初稿確認・修正・納品の節目を決めます。相手の確認が必要な工程には余裕を持たせ、遅れが予想できた段階で連絡します。毎日の報告より、合意した頻度と確認ポイントを守ることを優先しましょう。
- 条件を確認範囲・金額・納期
- 素材を受領必要な資料・権限
- 制作と途中確認初稿・変更点
- 納品前チェック品質・情報保護
- 納品・連絡成果物と確認方法
- 支払いを確認契約に沿った手順
※図は一般的な順序例です。前払い、段階納品、検収・請求のタイミングなどは契約や利用サービスによって異なります。
04作業範囲の変更を記録する
途中で「画像をもう1枚追加」「文章も書いてほしい」などの依頼が出たら、元の作業範囲に含まれるか確認しましょう。対象外なら、変更内容・追加費用・納期への影響を伝え、双方で確認してから対応します。
「軽微な修正」の範囲や回数の数え方も案件ごとに異なります。やり取りを記録し、解釈が分かれそうな点はその場で明確にしましょう。
05納品前に7点をセルフチェックする
完成したら、送信する前に最初の合意内容と照らし合わせます。この7項目は一般的な作業用チェック例であり、法定の検査事項を網羅した書式ではありません。
- 成果物と数量指定された種類・点数が合っている
- ファイル形式サイズ・拡張子・ファイル名が合っている
- 内容の正確さ誤字脱字、数値、固有名詞を確認した
- 指示の反映必要事項の抜け漏れがない
- 修正の反映合意済みの変更が反映されている
- 情報の保護不要な個人情報・下書き・機密情報がない
- 受け取り方法指定された納品先・共有権限で開ける
Web制作ならリンクや表示の動作、画像なら画質や形式など、成果物に応じた項目も追加してください。
06成果物と確認事項をセットで伝えて納品する
「完了しました」だけでなく、何を、どこへ、どの形式で渡したかを簡潔に記載します。次の文例は編集して使える一般的な例です。送付方法や受領・検収の確認は合意に従ってください。
件名:【納品のご連絡】SNS投稿画像の制作について
○○様
お世話になっております。ご依頼いただいたSNS投稿画像の制作が完了しましたので、下記のとおり納品いたします。
- 納品物:SNS投稿画像 1点(PNG形式)
- 納品先:[合意済みの共有場所または添付ファイル名]
- 確認事項:[必要な場合のみ、表示・利用上の注意点など]
お手数ですが、内容をご確認のうえ、修正のご希望や受領に関するご連絡をお願いいたします。今後のお手続きは事前に合意した条件に沿って進めます。
どうぞよろしくお願いいたします。
※検収や確認期限の扱いは契約によって異なります。合意のない期限を一方的に設定したり、返信がないだけで承認済みと扱ったりしないでください。
07請求・入金・作業記録まで確認する
納品後は、契約や利用サービスの手順に沿って、受領・検収・請求・入金の状況を確認します。請求書を出すタイミングや支払い期日は、案件ごとに異なります。前払い・分割払いなどもあるため、一律の順序は決めつけません。
案件が終わったら、実際にかかった時間、修正回数、経費、想定と違った点を記録しておくと、次の見積もりに活用できます。
参考:厚生労働省「自営型テレワーカー編:契約について」。受注者の実務チェックと、発注事業者が法律に基づいて行う取引条件明示は異なります。具体的な法律・税務の判断は適切な専門家に確認してください。
よくある質問
納品後すぐに請求書を送ってもいい?
合意した請求時期・契約内容・利用サービスの手順によって異なります。まず案件の条件を確認してください。
納品後に相手から返事がない場合は?
合意した方法や連絡期限に沿って状況を確認します。返信がないだけで、検収完了や支払完了と決めつけないでください。
追加修正は無料で対応するべき?
まず合意した作業範囲と修正条件を確認します。範囲外なら内容・費用・納期を相談し、合意してから対応しましょう。
次の受注を、少し進めやすくするために
初めての案件を終えたら、値付け・作業範囲・ヒアリングの進め方を振り返ってみましょう。
※一般的な実務情報であり、受注・収益・契約成立・法令適合・入金を保証するものではありません。