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GAO TOOLS / FIRST ORDER GUIDE

聞き取った内容を、わかりやすい料金提案に。

初めての見積もりはどう伝える?副業・フリーランス向け8項目と提案メール例

仕事の内容は聞けたけれど、金額をどう伝えればいい? 初めての見積もりで整理したい項目と、メールで送る提案の書き方を紹介します。

8項目の確認表図解2点提案メール例無料の値付け計算

見積もりでは金額だけを伝えるのではなく、何を、いつまでに、どの条件で対応するかをそろえることが大切です。この記事は、正式な見積書や契約書を作成する前に、提案内容を整理するための実務ガイドです。

01まずは依頼内容を整理してから金額を決める

「SNS投稿用の画像をお願いします」という相談でも、画像1枚と3枚では必要な時間が違います。文章を誰が用意するのか、サイズ違いの制作があるか、どの段階まで修正するかも確認しましょう。

最低限、納品物の種類・数量、作業範囲、支給素材、納期、修正条件を整理します。条件が足りなければ、金額を確約する前に追加で聞くことができます。

02見積もりで整理しておきたい8項目

下記は初めての受注準備に使えるチェック表です。法律上の明示事項を網羅した法定書式ではありません。

図解 01見積もりを3つに分けて整理する
成果物① 成果物 ② 作業範囲

作るものと対象外を明確に

金額③ 料金内訳 ④ 合計・税

金額の前提をわかりやすく

進行と支払⑤ 納期 ⑥ 修正 ⑦ 支払 ⑧ 期限

後から認識がずれないように

初めての見積もりで整理したい8項目と書き方の例
項目書く内容例
① 成果物種類・数量・納品形式SNS画像1枚、PNG
② 作業範囲含む作業と対象外支給素材を使用。文章作成は対象外
③ 料金内訳作業項目・数量・単価制作費、素材費など
④ 合計額・税税込・税抜の区別合計額に税の扱いを明記
⑤ 納期・納品方法納品時期と送付方法素材受領から5営業日(例)
⑥ 修正条件回数・範囲・追加作業軽微な修正2回まで
⑦ 支払条件方法と具体的な期日合意した支払日を記載
⑧ 有効期限この提案が有効な日YYYY年MM月DD日

「修正2回まで」だけでは、文字の差し替えとデザインの作り直しを同じ修正と考えられるかもしれません。1回の数え方・対象となる作業・追加費用の確認方法まで記載すると説明しやすくなります。

03金額の目安は、作業時間と経費から考える

例えば、作業6時間、希望する時間単価2,500円、直接経費1,000円なら、作業代は15,000円、作業代と直接経費の合計は16,000円です。

GAO TOOLS無料値付け計算の入力例
作業時間6時間
希望する時間単価2,500円
直接経費1,000円
販売・決済手数料売上の5%
余白として考慮する割合10%
この条件で計算した販売価格の目安19,000円

手数料と余白を考慮し、500円単位に切り上げた例

19,000円は一般的な相場ではなく、例示条件による試算です。消費税の計算や税引後の手取りを示すものではありません。実際の見積もりでは税込・税抜の区別、必要な税務上の取扱いを確認してください。

04初めて見積もりを送るメール文例

ここでは、相手へのヒアリング後に条件を提案するケースを紹介します。金額・納期・支払条件を実際の案件に合わせて書き換えて使ってください。

件名:【お見積もりのご案内】SNS投稿画像の制作について

○○様

ご相談いただき、ありがとうございます。お伺いした内容をもとに、制作範囲と料金案をまとめました。

制作内容

  • 納品物:SNS投稿用画像1枚(1080×1080px、PNG形式)
  • 対応範囲:ご支給いただく写真と文章を使った画像制作、初稿1案
  • 対象外:文章の新規作成、有料素材購入、別サイズの制作

お見積もり・条件

  • 提案金額:19,000円(仮の例。実際は税込・税抜を明記)
  • 納期:条件合意と素材受領から5営業日(例)
  • 修正:初稿提出後の軽微な修正2回まで。まとめて届いたご指示を1回とします
  • 追加作業:対象外の変更は着手前に内容と追加費用をご案内します
  • 納品方法:合意したデータ共有方法
  • 支払条件:[支払方法]/[具体的な支払日]
  • 見積有効期限:[YYYY年MM月DD日]

内容に相違がないかご確認いただき、ご希望や変更点があればお知らせください。双方で最終的な条件を確認してから着手いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

※このメールは編集用の文例です。正式な見積書・契約書や法律上必要な取引条件の明示を、常に代替できるものではありません。

05金額以外の条件も、承諾前に確認しよう

金額に納得してもらえても、納期・修正・支払条件が曖昧なままだと後から認識のずれが起こりかねません。提案メールを送ることと、正式に受注が成立することは分けて考え、発注条件を双方で確認しましょう。

図解 02見積もり提案の3ステップ
  1. 1
    条件を聞く

    成果物、数量、含めない作業を確認

  2. 2
    金額を伝える

    作業時間・経費を基に価格と条件を提案

  3. 3
    文章で確認する

    納期・修正・支払条件などをそろえてから着手

06フリーランス法と見積もりの関係

受注する側が見積もり内容を整理することと、発注する事業者が法律に基づいて取引条件を明示する義務は別です。

フリーランス法の適用対象となる業務委託では、発注事業者は委託時に法定の取引条件を書面またはメール等の電磁的方法で明示する必要があります。口頭だけでは認められません。対象者や具体的な明示事項は、公正取引委員会の公式情報をご確認ください。

一次情報:公正取引委員会「2026年フリーランス法特設サイト」

本記事の8項目は受注準備のための実務例で、法律上の明示事項を網羅しません。個別の契約・税務・法的判断が必要な場合は適切な専門家に確認してください。

07見積もりの準備を無料ツールとExcelで進める

まずは無料の値付け計算ツールで価格の目安を確認し、作業範囲・納期・修正条件を文章にしてみましょう。

※金額・受注件数・収益を保証する内容ではありません。